ケイ素は石を作るとともに窓ガラスも作っている

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アルミニウムの次の元素、それがケイ素です。高校で化学を専攻した方であれば、ケイ素の元素記号なんかを元素表で覚える努力をされることがあったのではないでしょか。しかし、実際の世界においてケイ素がどのような役割を果たしているのかはあまり知りませんよね。水素や酸素などの元素ならば水を作っていたり、自分の呼吸などで循環させることによって生命機能を維持していると理解できます。その点、ケイ素のようなあまりメジャーではない元素は、その利用価値が全くわからないのが残念なところでしょう。

ではそのケイ素について、身の回りのものでどのようなところで使われているのか。その代表例であるのが石やガラスではないでしょうか。そう、実はケイ素は石を作るとともに窓ガラスも作っている、固形物を作り出す上ではかなり万能な元素であるのです。

ケイ素についての詳しい部分についてはあまりよくわかりませんが、石の場合は一酸化ケイ素などケイ素が酸素と結びついて酸化することでできるようです。普通の石であれば茶色かったり灰色であったりするなど、あまり美しい印象を受けません。しかし、一酸化ケイ素の中でもその配列が整合性が取れているものなどは水晶などのとても美しい宝石にもなりますので、ケイ素の万能性はその点にも表れていると言えるでしょう。

そして上記のように酸化したケイ素はガラスも作り出します。水晶は自然が作り出した透明な結晶体ですが、その水晶によく似た人工物がガラスだと考えていて良いかもしれません。ただ、ガラスの元素の構造は歪みがあるため、天然の水晶に比べて美しさはやや劣るのが特徴です。

このように、ケイ素は私たちの身の回りに多くあり、特に私たちの生活を支えてくれている窓ガラスをも作り出していることがわかります。そのため、ケイ素は全く自分たちの生活とはかけはなれた元素ではなく、かなり身近な所にある元素であるとも考えられると思います。